九州の地質調査なら明大工業(土木工事・3次元計測)

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新着情報

2017年12月27日水曜日

ホームページのリニューアル

本日、当社のホームページを一部リニューアルしました。
まだ、準備中のページがありますが、順次、追加していきます。
今年も残すところ今日を含め5日、やり残しはありませんか
皆さまにとって来年は良い年となりますように(^_^.)



2017年12月15日金曜日

トラックの『Gマーク』をご存知ですか?

本日の国交省のメルマガの記事です。
トラックの『Gマーク』をご存知ですか?
安全性評価をクリアした優良なトラックだけが表示できる「安全・安心・信頼の証」です。
平成15年から開始し、平成26年からはGマーク認定10年連続の事業所には「安全性優良事業所表彰」が実施されています。


トラックに「安全認定」のシールが張られているようです。
今度、注意して見てみましょう。このマークを掲示しているトラックは、安全運転を励行しています。
”G”の由来は、「良い」(Good)、「繁栄」(Glory)の頭文字を取ったそうです。

2017年11月29日水曜日

平成29年度大分県東部振興局技術講演会

11月29日、大分県東部振興局日出水利耕地事務所において、「ため池に関する調査・設計・施工」と題して事務所の技術担当者を対象に技術講演会が開催された。
当社調査部のY課長が講師、補佐としてS係長、N主任、F君が参加して、下記の内容で行われた。



 開会あいさつ 日出水利耕地事務所 照山剛所長
 講演「日本列島の形成、地質と構造」
   「室内土質試験実習」液性限界・塑性限界試験、突き固め試験
   「地質資料の解釈について」
講演会プログラム

照山所長の挨拶に続き、Y課長が前座として大きな視野で日本列島の地質構造を説明し、中座として、実際に室内土質試験を体験してもらった。
講義より、実際に体験する試験では、技術担当者の方々の目は生き生きとし、初めての体験をしました。液性限界を測定器でカタカタと測定し、

室内試験説明

試料調整


液性限界試験

塑性限界試験ではガラス板の上で手のひらでひも状に。

塑性限界試験

とくにプリンとみかん入りゼリーを土質に見立ててのシンウォールサンプリングの模擬実験には驚かされました。チューブはストローを使用し、プリンは均質なため抵抗なくストローが入るが、礫をフルーツの粒に見立てたゼリーは、ストローがフルーツの粒で止まったり、入ってもその下のゼリーが落下したりと実際の現場での状況を再現し、土質により試料採取の難しさを理解してもらった。

プリンによる実験

フルーツゼリーによる実験


また、突き固め試験を体験してもらった。

締固め後の細粒化確認

締固め状況

締め固めた土の状況確認

最後に本題として現場調査で得られた資料についての留意点について説明し、約4時間の講演会は盛況に終わった。



2017年11月1日水曜日

インターンシップ第2日目

2日目は、市内ラクテンチの乙原地すべり現場へ。
この乙原地すべりは、昭和28年から開始し、現在まで継続して行われ、明礬地すべりと同様に「地熱変質帯における地すべり」である。
まずは、現場事務所でY現場代理人から工事概要の説明を受け、工事用道路の基準点測量を体験。また、昨年度施工された集水井を見学。これから工事用道路をつくり、蓋を開けてボーリングマシンを設置して集水ボーリングを行う。まだ、工事が始まっていないので、隣接する当社の現場で集水ボーリング現場を見学。

工事概要説明

集水井見学
工事用道路 基準点測量説明


午後からは、先月検査が終わった豊後大野市の綿田地すべりの集水ボーリング現場を見学。

綿田地すべり現場の集水ボーリング施工箇所
I君、T君、2日間、ご苦労様でした。
これからの建設業界は若手の担い手確保が重要な課題となっています。今後予想される東南海地震、局地的豪雨による土砂崩壊災害に備える仕事として建設業界は君ら若手を求めています。
しっかりと勉強し、頑張ってください。期待しています。

2017年10月31日火曜日

インターンシップ第1日目

大分工業高校土木科の2年生、I君とT君の2人の職場体験学習を行った。
第1日目は、当社のラジオ体操、朝礼から参加。社長から紹介された。

朝礼での紹介

まずは、室内で調査部のY課長から「大分県の地質」について説明を受けた。

調査部 Y課長からの説明

続いて、彼らの先輩にあたる工事部のKa主任に連れられて、安部組・明大工業JVの境川砂防ダム建設現場へ。
K現場代理人から工事概要の説明、調査部のT係長からUAV、ドローンによる空中写真撮影の説明を受け、現場において実際にドローンを操作した。

K現場代理人からの工事概要説明

T係長からのドローン説明

現場説明

ドローン操作

資格はないが、BH運転席に座り、運転気分だけ
午後からは会社に戻り、当社が行っている三次元計測についてT係長から講義があり、国交省が導入している「i-Construction」への活用事例などが説明された。

三次元計測の講義


これで一日目が終了。明日は地すべり現場へ。

「建設産業県下一斉完全週休2日の日」の実施

国が推し進めている「働き方改革」の一環として、大分県建設業協会では11月18日の「土木の日」となるの土曜日を、県下一斉完全週休2日の日とする案内があり、当社も『特別休暇』となりました。
当社は、もともと第2週、第4週、第5週の土曜日は完全週休2日でしたが、第3週の18日は特別休暇となりました。
現在、当社の現場では完全週休2日の現場が試行されています。
建設業に携わる若手技術者が減少する中、魅力ある建設業を目指すには完全週休2日制は避けて通れない道ですね。



2017年10月19日木曜日

第24回技術講演会

19日、ビーコンプラザ国際会議室において、当社の社長が理事をする(一社)大分県地質調査業協会主催の平成29年度技術講演会が開催された。回を重ね今回で24回目となった。
主催者、県土木建築部長と県議会議員の来賓挨拶のあと、3講演が行われた。

当協会 梶谷会長挨拶

県議会議員 衛藤博昭顧問

 講演Ⅰ 大分県土木建築部参事監兼道路保全課長の和田敏哉氏による「大分県管理道路の防災対策について」
 大分県が管理する道路の総延長は、3,245km。これを県庁道路保全課、土木事務所の182人で管理しているとのこと。災害発生の多い地域は、佐伯管内、日田管内、大分管内。道路防災点検で要対策箇所が1173箇所。橋梁の耐震補強、道路施設の長寿命化と課題が膨大。とくに昨年の熊本・大分地震、今年の綿田地すべり、北部九州豪雨による日田市の災害、そして先日の台風18号による県南地域の災害と大分県は苦難続きであった。
 県では、大規模災害時の道路啓開(きりひらくこと)、地震時に家屋やがれき、放置車両で道路が塞がれる恐れがあり、「大分県道路啓開計画」を策定し、体制づくりを検討中とのこと。今後の課題としての道路法面要対策箇所、耐震補強の橋梁箇所が膨大で、予算確保が不十分。また、道路施設の長寿命化についても同様とのこと。



講演Ⅱ 国土交通省気象庁大分地方気象台 観測予報管理官の原田靖彦氏による「防災気象情報について」
 県内の年間降水量は、西部・南部が多く、日田市で1810mm、蒲江で2318mmとなっている。今年の7月の北部九州豪雨は、積乱雲が次々と発生発達する線状降水帯によって朝倉市・日田市に大きな被害をもたらせた。
 また、気象庁では、5月から「危険度を色分けした時系列」を提供。7月からは「大雨警報、洪水警報の危険度分布(メッシュ情報)」によって情報が見える化されている。
 大分地方気象台のHPでは、現在の気象情報がすぐ入手できる画面となっているそうです。 http://www.jma-net.go.jp/oita/




 講演Ⅲ 熊本大学大学院先端科学研究部准教授 椋木俊文氏による「熊本地震 地盤災害からの復旧とこれから」
 昨年の技術発表会の第2弾。阿蘇地域の現状、とくに地震による陥没が発生していて、原因がまだ特定されていない。死者が発生した高野台地すべりの地質特性、益城町周辺の表層と深層部の液状化による被害について講演があった。椋木准教授の資料については、後日、協会HPに掲載されるということですので、ご覧ください。
    http://oita-geo.sakura.ne.jp/




今回も有意義な講演会でした。
眠くなることもなく、最後まで聴講できました(^_^.)



2017年9月27日水曜日

大分ため池技術研究会 第1回技術講演会 開催

大分ため池技術研究会の技術講演会が27日、土地改良会館であった。この研究会は今年の5月に発足し、第1回の講演会となった。
コンサル、地質調査業者、製造メーカー行政関係者らが約170人が出席。
ため池の維持や改修に必要な技術についての講演があった。
参加者

1.開会のことば 副会長 義経 賢二

義経副会長 開会のことば














2.主催者挨拶 会長 佐野 博昭 大分高専教授
 「7月の北部九州豪雨で福岡県内のため池が決壊し被害が発生。降水量が以前と比較し多くなっている。この研究会が中心となって大分発の技術をつくり後世に引継ぎましょう」と挨拶。



3.来賓挨拶 大分県農林水産部農村整備計画課長 加藤 正明

来賓挨拶 加藤課長


4.講演
「ため池盛土転圧試験の留意点」   (株)キョウワ 常務取締役 山田 有一

「堤体盛土の過転圧による品質低下」
                                                明大工業(株) 調査部課長 吉松 史徳

当社の吉松課長が昨年までは農業土木技術研究会で3年連続、そして今回はため池技術研究会で第1回目の講演を行った。

吉松課長 講演状況
講演状況

「過去から現在のため池の事例と未来への提案」
 ~安全性と景観性に配慮したブロックの提案(美山河の取り入れ)~
                     共和コンクリート工業(株)大分営業所 所長代理 永山 明

「農業ため池の耐震性能調査」 NTCコンサルタンツ(株) 水工事業部部長 藤井 睦

「ICTを利用したため池の施工管理について」
                         大分県北部振興局農林基盤部 主査 大塚 早余子
                       (株)シーティーエス i-Construction推進チーム 課長 池田 敏彦
                                                            (株)末宗組 主任 佐々木武彦

5.地盤材料試験講習会の案内ほか

6.閉会のことば 副会長 藤本 修司(明大工業(株)代表取締役会長)

最後に、当社の藤本会長の"閉会のことば"で第1回技術講演会が閉会した。

藤本副会長 閉会のことば


今回、コンサル・地質調査及び施工業者、製造メーカー、発注機関が業務で培った、ため池維持技術、盛土強度や耐震性能などについての留意点について発表された。

県下には2,150か所の農業用ため池があるそうです。過半は江戸時代以前に先人たちが知恵を絞って苦労して築造したものです。
ため池は長い間、農業用水としてだけでなく、生物生息の場所としてや洪水調整、土砂流出防止など、多面的な機能を発揮しています。
今後とも将来にわたり、適切に維持保全していく必要があります。
このため、「大分ため池技術研究会」は、産学官が連携して、ため池に関する技術力の向上を図るとともに、農業土木技術を継承していく目的で5月に設立されました。